自分の住む町の歴史を学び、調べていくことは楽しい。
この宮内には、隼人塚や鹿児島神宮など国や県、市の指定文化財も多くある。
ただ、鹿児島は廃仏毀釈が激しかった。
そのため、石像のほとんどが頭や腕などをもがれるなど破損している。
これは、隼人歴史民俗資料館の前にある狛犬像だが、これも耳や鼻がもがれている。
ところで、この狛犬像だが、建治2年(1276年)に一遍上人は鹿児島神宮に参籠
した時の絵に描かれているものと同じではないかと思う。
確たる根拠がないのがつらいが、こうした想像をかきたてさせられるのも、歴史散歩
の楽しみだ。