2023-05-01から1ヶ月間の記事一覧

浜下り千三百年祭

昨年の鹿児島神宮の浜下りは、隼人の乱からの千三百年記念祭として催行された。 記念祭のテーマは、隼人の乱に関係する大分県の宇佐神宮、鹿児島県曽於市大隅町の岩川八幡神社、宮崎県都城市山之口町の的野正八幡宮、宮崎県日南市飫肥の田ノ上八幡神社の祭り…

隼人の乱と浜下り

昨年10月22日の南日本新聞に、直木賞作家の澤田瞳子さんが、鹿児島市で開催された海音寺潮五郎文化講演会での講演で「隼人の乱を調べ、書き進めている」と明かしたという記事が出ていた。わくわくしながら出版を待っている。 ところで、鹿児島神宮浜下りは、…

鹿児島神宮ー御神幸地

鹿児島神宮から約5kmの鹿児島湾奥、隼人港の近くに鹿児島神宮の御神幸地がある。 現在は住宅地の中だが、嘗てはここらが海岸線だった。 海幸・山幸物語では、兄の海幸彦から借りた釣り針を失くしてしまった山幸彦が、綿積神の宮に行き、海神の助けで釣り…

短歌ー浜田到を語る会

昨日は、第7回「浜田到を語る会」だった。 短歌はずぶの素人ながら、この会には毎回参加している。 浜田到は、昭和の中期に塚本邦雄や寺山修司などとともに、前衛短歌の旗手として活躍した歌人である。 昭和43年(1968年)に49歳で亡くなってから5…

鹿児島神宮ー海幸・山幸物語

鹿児島神宮の御祭神は彦火火出見尊で、神話の海幸・山幸物語に由来する。 神話では、天照大御神→天忍穂耳尊→瓊瓊杵尊と続くが、この瓊瓊杵尊と木花佐久耶姫の間に生まれた三神のうち、上の兄が火闌降命で海幸彦、下の弟が火遠理命で山幸彦である。 鹿児島神…