里芋の花

私の畑は標高50m~60mのところにある。後は山、前は川、そのため、これまでは自宅付近より気温が2~3度低く、夏も作業しやすかった。

ところが、今年は自宅も畑も変わらない。

そのためか、夏場の作物として作りやすい里芋にも異常が出た。花が咲いたのだ。

植えている里芋は、赤目、白目、筍の三種類、そのうち花が咲いたのは赤目だけ、赤目の20株のうち6株に咲いている。

ネットで調べてみると里芋の花が咲くのは、とても珍しいそうである。高温や多湿が関係しているらしいが、加えて里芋自体が弱ってしまっているのではないかと思う。

実は、私の畑の里芋の葉には、茶色の斑点の出たものがいくつもある。どうもサトイモ疫病に感染してしまったのではないかと思う。

サトイモ疫病は、食べるのには差し支えないが、収量が減るそうである。ということは、里芋が弱っていることを示しているのではないかと思う。

サトイモ疫病のウィルスは非常に感染力が強いそうだが、周囲に里芋はない。どこから持ち込んだのか不明、来年以降里芋を植えることができるのか少し不安である。